黄色い香辛料

ジャイアンツを中心に野球の話題を書いていこうと思います。

交流戦 対西武

5月28日 vs西武3回戦 巨人4―1西武(東京D)
勝:マイコラス(1勝2敗0S)
敗:西口(0勝1敗0S)


本塁打:アンダーソン3号
    中村12号


西武の先発西口、久しぶりだなぁ。
西口はとても好きな選手だ。


彼にまつわるエピソードも面白い。
3度のノーヒットノーラン未遂やら、東京ドームを極端に苦手にしているとか、日本シリーズでも未勝利だとか、不遇なエピソードが多いのだが彼のどこか飄々とした風貌が悲壮感を感じさせない。
若いころは着る物にも無頓着で、チームの謝恩会だか何かに出席した彼の靴には穴が開いていたとか。(笑)
細かいことは気にしない大人物なところもとても好きである。


試合の方は、その西口が4回2アウトから、アンダーソン、阿部、高橋、片岡の連打を浴び4失点で敗戦投手となっている。
一方のマイコラスは来日初勝利。6度目の登板にしてようやく。


西武といえば80年代の全盛期のころは巨人だけじゃなく、どこのチームも歯が立たなかったなぁ。
V9に間に合わなかった私は、西武のその強さ、完成度、存在感にV9巨人を重ねながら見ていたものでした。日本シリーズで対戦した巨人も最初から勝てる気がしなかった。
隙をつかれ、いいようにやられ、まるで大人と子供。横綱と十両。

悔しいったらなかった。だいぶ引きずった。


その時の教訓は今になって生きてますけどね。


当時のメンバーだった原監督や川相ヘッド、岡崎二軍監督らが中心になって、その悔しさを忘れずチームに反映させているところが随所に感じられ、あのころの西武に引けをとらない完成度で、今の巨人はすごく気持ちいいです。
隙をついた走塁、ライトゴロなどを完成させる守備、ダブルスチールや、偽走などのトリックプレー、細かいサインプレーなど選手たち個々がしっかり理解して実践できるレベルにあります。
これは現在の12球団見渡してもナンバーワンではないでしょうか。
選手層が厚いからとか、FAで選手をかき集めているからとか言われますが、選手個々の成績はさほどじゃないのに毎年優勝争いをしている。
個々の能力で言うと、二刀流の選手や、若きホームランバッター、24連勝するピッチャーの方が高いわけですが、野球はやはり団体競技。チームとしてのまとまりが物を言います。
重量打線のころの巨人が単年でしか勝てなかったのは、チームとしてのまとまりが作られていなかったからです。


しかし、あのころの西武を知る者からすると、どうして王国は崩壊してしまったのだろうと残念にさえ思いますけどね。だって主力選手で最後まで残ったのは伊東だけですから。
西武OBの首脳陣で固めた西武ライオンズを作ってもらって、あのころと遜色ないチームに育ててもらって、今の巨人と対戦してもらいたいなぁ。


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